オペラグラスには重すぎる

見た舞台の感想とか、日常とかについて書ければ

城山羊の会「相談者たち」を見ました

最近小劇団の作品見てないんですよね、おすすめありませんか?と以前フォロワーさんとお話したとき、「城山羊の会、はおすすめです」と教えてもらって、ちょうど冬に公演ありますね!と話していて。その後別のフォロワーさんの推しの方も出演されるということを知り、益々もって見に行かねば、とチケットを取りました。

城山羊の会 公式HP
http://shiroyaginokai.com

滅茶苦茶お洒落でかわいいイラスト。どんな話なのかな〜。ん?離婚?と、お洒落なイラストと言葉の組み合わせの不穏さに「あ、これはほっこりゆるい系の作品じゃない」と悟る。


「相談者たち」
相談って、大体1対1、もしくは相談する人に複数の答える人、ってイメージなんですけど、そもそも「相談者」に「たち」って複数になってるのがおかしいな?って観た今頃思っています。

そして、この話はなんの話?って言われたら「相談者たちの話」としか言えない。皆相談者。



とにかくキャラ描写、容赦ないな〜!

どこまでもカッコつける夫、他人には見栄をはるアル中の妻、どこか他人事で幼いところのある娘、仕事はできるんだろうけど、所々情のなさを見せる娘の恋人、言っちゃなんだが「ウワーこういうやついる!」って思った、自分の世界に酔うタイプの巨乳の不美人、自分の話を割り込ませるギラギラした男、皆すごく、どこにでもいる。誇張しなくても、こう、満員電車からガサッとまとめたらその中には確実にいるでしょう?オフィスとか。

話の内容や話し方とか、どこにでもあるでしょう、こういうの。滅多にない話だけど、でもこういうトーンの話し方、ネチネチとした詰め方、逃げ方、そらしかた、みんな知ってる。

だからこそ、余計に居心地が悪くて、目が離せなかった。

座ろうとしたらセンターブロック大体埋まってて、サイドも見たけどなんだか角度が急だったから、もう面倒だな!って思って最前列にしたけど、良かったな。前に見ていたフォロワーさんからも、とにかく声が小さいから前の方がいいですよ!って座ってから教えてもらった。よかった。
そして目の前にある生々しい光景を、距離ゼロで見られたのは本当によかった。が、その分精神ダメージもでかかった……

あのあと、ねー。

本当、あのシーンで終わるのは滅茶苦茶いやらしい!!!!脚本!!!!って思いました。最高に悪趣味!!!!あれはすごい、滅茶苦茶悪趣味で最高でした。

全然内容伝わらない感想だな。