オペラグラスには重すぎる

見た舞台の感想とか、日常とかについて書ければ

2017年上半期に観た作品についてゆるっと感想 

上半期に観劇したもの、、、と書きつつもうとっくの昔に過ぎていますが。

とりあえず☆5つを最高にして、自分の好みのもとに適当に感想を書きます。

全てを褒めているわけではないのでご容赦ください。

 

エン*ゲキ「スター☆ピープルズ!!」 1/11 18:00~ ☆☆☆☆

新年早々見に行って良かった。超能力使ったSFモノ?と思ったら笑いとミステリーと、最後の大団円と、調和が取れてて良かった。吉田仁美さんかわいらしい。井澤君は年末CSLから11日ぶりだったけど全然キャラ違ってたなかわいい。

 

「ALTAR BOYZ 2017」Goldのみ 1/22(イベント)、2/3、2/5 ☆☆☆

アルター、未だに飲み込めない感情があって…。作品自体は好きなんですけど、自分がアルターガールズの熱狂の波に乗れないもどかしさがありました。玉野さん演出が自分には合わなかったところと、内輪ノリに近いもの(今回は特にLegacyチームが今後でないということだったので)が合わなかったのかな…と…。別の方が演出されたのが見たいんですけど、海外チームでない限り無理かな???

大山さん法月さんはCSLでも知っていて、常川くんは去年の恋ブロで歌とダンスを見ていて、石川くんを今回初めてみました。まだ高校生!!なのにダンスも演技も歌もキレキレで最高。今後の活躍が楽しみ~~~~~!!!

 

少年社中「アマテラス」 2/6 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

今のところこの作品以上に感情を揺さぶられて泣いた作品は無いのだけど、当時ちゃんと記録を付けておかなかったせいで、どこに感動したかちゃんと書けない自分のポンコツさが憎い。早くDVD買わないといけない。去年「三人どころじゃない吉三」をみて、「少年社中さん気になるな~」と思って今回取ったけど、これで「今年は毛利さん作品を意識的に見よう」と思った。キュウレンジャーもこれで楽しみに。

 

Dステ20th 「柔道少年」 2/13 ☆☆☆☆

感想は詳しくここに書いています。

 

メサイア ー暁の刻―」 2/14 ☆

俳優さんの演技はめちゃくちゃ良かったんですけど、とにかく自分が「共依存」という関係性に対して非常に嫌悪感を持っているので、自分との相性が最悪だったというやつです……。あとあまりにもサクラ内部に敵の内通者多すぎなので、本当に身辺調査をしているのか疑問になりました。

 

「舞台弱虫ペダル 新インターハイ篇 ~スタートライン~」 3/4、3/10、3/12 ☆☆

ガラッと新メンバーが入ったペダステ。応援してる俳優さんが出たので行きました。熱いシーンは大好きなんですけど、途中で入るギャグが多いし長いし、「なんでそこに笑いを入れる!!?!?!?!?!?!?」ていうポイントがとにかくシャ…さんと合わないと分かりました。「自分の好きな俳優さんが出てる」という喜びと「シャ…さんとギャグセンス合わねえ」っていう苦しみを天秤にかけて厳しい気持ちに。

 

ミュージカル「刀剣乱舞」 三百年の子守歌 3/15 ☆☆と半分

話自体が正直「????」だった。太田さんの美しさと歌のうまさ、生きて動くにっかり青江が見られてよかったという気持ちだけだな…。前回の幕末天狼傳がめちゃくちゃ良かったから期待していたんだけど、期待はずれだった……。あと1回入ったけど、電子チケットだった上に携帯変えたのでいつか忘れた。こういうときに電子の厳しさを感じますね。

 

ドラえもんのび太とアニマル惑星」 3/27 ☆☆☆☆

これはもっと皆見るべき……!!!てなりました。最初は「子供向けかな?」って思っていたけどそんなことはなかった。俳優さん達がみんな実力があり、かつ装置とかもお金はこうやって適切に使われるべきですよねって感じで使われていて、適切~~!!てなりました。2.5みていると「なんでそこに金をかけた/かけなかった??」があってつらいときあるけど、この作品はマジで適切かつリッチ。私はいったい何を見に行っているのか

 

ミュージカル「テニスの王子様」TEAM Live HYOTEI 4/14 ☆☆☆

知人の付き添いで。テニミュみたこと無いのに行って大丈夫??って思ったけど楽しかったです。テニミュのホスピタリティ高~~~!ってなりました。これが歴史の積み重ね

 

舞台「里見八犬伝」 4/19 ☆☆と半分

事前に聞いていた評価よりかは楽しめた、でも「主人公がなぜそこまで認められるのか」「突然悟って、死を受け入れる犬士たち」が色々唐突だったり、描写不足だったりで、心の底から楽し~~!!!みんな見てみて!!!って薦めるのは厳しいな…って思いました。出演者のファンなら行った方がいいと思う。時代物に出ることってあまりないし。

 

イケメン戦国 THE STAGE 真田幸村編 4/20 ☆

正直に言って穴埋めで知人に誘われました。話は微妙。テンポが悪いのかな。というか選択肢ありきなのは分かってるけど、どうしてそっちを選んだのか未だによくわからん。殺陣はすごかった。続編きてびっくりした。

 

ミュージカル「薄桜鬼」原田左之助篇 4/26 ☆☆☆と半分

事前にdアニメストアで過去作見てたけどいまいち作品に合わず、おそるおそる行ったけど楽しかったです。個人的にずっと「いや『お前を守る』って言ってるけど千鶴基本切っても死なないんだし逆じゃね????」って思ってたら今回作中で解消されました。そうだよね。そして尚「俺が守る!!!!」って事に固執する左之助、これまでの作品だと「原田左之助(ランサー)」って感じだったのが「原田左之助バーサーカー)」か???って思いました(突然のFate)。これまでもそうだったのかもだけど、今回は「人間として生きる」「千鶴を守る」って事に固執する原田と、「侍として生きる」「力を手に入れて(千鶴のみならず、これまでついてきてくれた)人を守る」ことにこだわる変若水を飲んだ隊士たちの対比がすごくよかったと感じました。人として生きることにこだわるあまり、千鶴をもびびらせる原田、個人的にはどっちが「人間」なんだろう、って思う。力を得てもっと強くなりたい、って願ってある意味愚かな道へ進んでしまうのが人間ってものじゃないのか、と、変若水を飲んだ山南さんをみて思いました。山南さん篇ありませんか?

 

宝塚歌劇星組公演 ミュージカル「SCARLET PIMPERNEL」5/11 ☆☆☆☆☆

詳しい感想はここに。

 

ミュージカル「レ・ミゼラブル」 5/31 ☆☆☆と半分

思っていたよりさくさく話が進んでびっくりしました!それでも長丁場なんですけど。内藤マリウスと生田コゼットが見たくてとったところ、相葉さんアンジョで、個人的には見たいな~と思っていた組み合わせだったので良かったです。

 

舞台「刀剣乱舞」義伝 暁の独眼竜 6/7 ☆☆☆

見に行った日は正直「本当に面白くなかったな……」って思ってたんですが、後日ライビュで大泣きして訳が分からなかった作品。「どうしてこのキャラがこう言うことを話すんだろ?」ってことを見に行った日は飲み込めなかったんですけど、家に帰ってゲームの台詞を改めて読み直したり、「この本丸と自分の本丸、二次創作にありがちな設定は違うし思い込みを捨てて改めて見てみよう」って思って望んだら180度変わりました。とはいえ、手放しに褒められるかというと微妙。以前より刀剣男士たちの衣装がチープになっているところがあり、正直がっかり。ネタのところにお金をかけるんじゃなくて、衣装にお金をかけて欲しい。政宗公の衣装はよかったけど、刀剣男士のほうも頼む。

 

こうして書くとあまり褒めてないな!?!?!?!?

 

自分が観劇の際に求めるのが「応援している俳優が居る」ってことより「おもしろさ」の方が上なんだな~~~~!っていうのがよくわかりました。なので、あまり『周りが見に行ってるから』とかそういうのを考えずに、自分が面白そうって思ったやつを見に行こうって思いました……。うん。

 

 

初めて宝塚歌劇を見に行った話

公式サイト:

kageki.hankyu.co.jp

 

見た日:5月11日 ソワレ

見たきっかけ:ことしの秋に上演されるミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」に応援している俳優さんが出ることになったので、「うおおお…話とか知りたい…」って思っていたのと、前々から宝塚に興味があって行ってみたかったのと、最近知り合いになったヅカオタの方に「スカピンはいいですよ」と言われたので。

この日にしたのは、「チケットもう取れないな~譲渡じゃなくてほとんど交換だ…。まあ当日券を狙うか…始発…」と思っていたところ、たまたま仕事が早上がりだったのでふらっと劇場寄ってみたら「立ち見ならありますよ」ということだったので即購入しました。立ち見、1500円。いや~~この金額で見られていいのか!?と思うと同時に、「おお…豊穣な文化…」って思いました。すごい。宝塚すごい。こういうド初心者でも気軽に買える手段があるのはありがたいです。歌舞伎の幕見も学生時代取ってたんですけど、「敷居高いなあ」と思っていたところに気軽に取れる→次はちゃんと良い席で見るぞ!ということになるので、とてもいいなあと思ったのでした。(まんまと「宝塚友の会」の入会届を見ている私)

 

※一瞬ここで余談なんですけど、2.5次元舞台、なんかもう搾取に搾取を重ねるというか(ヅカオタの方に「宝塚チケット高いんですよ、1万越えるし」って言われたとき「いや、2.5次元それくらいザラです」って答えてしまった)、チケット代もだし、最近のトレーディンググッズ乱立見てると「オタクの情熱と財布を極限まで絞りつくすと、『その場のお金儲け』はできても、文化としては育たないよな…」って思ってしまうのでした。


宝塚行って余計に感じたのだけど、弾力性のある客の育て方ができるかできないか(どのジャンルでも、強烈なオタクは何も言わずともガンガンお金を落とすので)というのが続く文化だなあ、と。初心者とか、学生とか、財布に限りがある層や、尻込みしがちな層をある程度の時期をかけて『お金を落とす客』に育てあげるというのが大事なんじゃないかなあ。客のロングテール化。最近テニミュ文化にも少し触れて、「あ~ちゃんと、客を育てるということができる豊穣さがある」って感じました。余談終わり

 

劇場について:入って感激!!ふかふかのレッドカーペットにシャンデリアにピアノに…ってめちゃくちゃテンション上がりますね。エスカレーターある~!中に売店というか、食べるものとかパンフレットとか売っているちいさなお店がある!とか、マジで全然知らないまま突っ込んだので反省しました。ワインとかも飲めるようですね。今度はちゃんと調べてから行こう…。立ち見だったのでB席の後ろ、最後列だったのですが、手すりあるし、ちゃんと番号振ってあるし、安心して見られました。私は腰痛持ちなので腰痛ベルトと、ぺたんこ靴、そして自分のオペラグラスを首から提げて準備。周りを見ると結構床に座っている方も多いので、トイレ行った後は床に座って待っていました。結構傾斜きつい座席なのかなあ。

この日は団体の学生さんがいたためか、劇場内ではスタッフさんがパネルを持って観劇マナーをお伝えしていました。観劇マナー、大事。本当に大事です(最近マナーで話題の某舞台にも行ったので…)


緞帳に浮かぶ"Scarlet Pimpernel"の時点で一気に楽しみに。

 

内容やキャストについて:
本当にその日バタバタで行ったので、予習きちんとできてなかったんですけど、お話が本当に明るく楽しくて、とっても楽しめました。(一応「フランス革命後の混乱の中、主人公・パーシーとピンパーネル団が、貴族たちを助ける話」というのだけは頭に入れていた)

・パーシーと妻・マルグリット、そしてピンパーネル団を逮捕せんとするショーヴランの関係
・「パーシーの正体…いつバレるの!?」と「無事に貴族やルイ・シャルルを助けられるの!?」というハラハラドキドキ

大団円が約束されている作品というのを最近見ていないので、安心しましたし、上の2点が絡み合って、「いったいどうなるの~!?」と素直に見られました。前向きで、明るいんですよね。かといって、ドラマ性がないわけじゃないし。人気演目なのも納得でした。

 

キャストは自分が気になった人だけですみません、、、全員書きたいのだけど、、、

 

紅ゆずるさん(パーシー)
紅さん、パーシーの色男・伊達男感と、周りを欺く時のおばかっぷり、そしてピンパーネル団を率い、フランス政府の恐怖政治に立ち向かう時の真剣さとのギャップがすごくてほれぼれしました。かっこいい!!!お笑いがキャラ崩壊にならず、時事ネタ?日替わり?が演技を壊さず、でもちゃんと笑いを取れるのってすごいですよね…。2.5だとなんかそこがお笑いが目当てじゃないけれど、そこを売りにしちゃうのも多い中、日替わり要素を入れながらも、ちゃんと次につながる大事な要素にしているのがすごいというか…。
そしてピンパーネル団を率いて向かう姿のりりしさは見ていて「私も仲間に入れてください!」っていいたくなるかっこよさでした。

 

綺咲愛里さん(マルグリット)
明るく美しいコメディ・フランセーズのトップ女優の姿と、矜恃と信念を持っているひとりの女性の強さが素敵でした。パーシーと結婚したときの喜びや、夫を信じられない悲しさと戸惑いとか、ずっと見ちゃう。見てしまう。もっと見たい。

 

礼真琴さん(ショーヴラン)
何…この人…歌うまっ…!!!!!!歌めちゃくちゃうまい~~~!!!と1幕中にもう気になって気になって、休憩に入った瞬間即調べました。歌がうまい、、、。声量も響きも表現力もめちゃくちゃすごくないですか??!?!?!(何目線だ)
マルグリットに迫る姿とか、パーシーに名前いじられるところとか、ショーヴランの不器用さがめちゃくちゃ好きでした。こういうキャラに弱いというのもあります。ショーヴランもどうか幸せになってほしいけどどうなるんだ…

 

星蘭ひとみさん(ルイ・シャルル)
登場した瞬間に「かわいい~~!」って思いました。けなげな少年、、、そしてパーシーになついている姿がかわいい、、、。歌声もSUKIです。まだデビューしたて(書き方がおかしいかも。。。)?なんでしょうか、いや本当にかわいらしかったです。


その他:
最近知り合ったヅカオタの方に、「宝塚の衣装は本当に華やか」って言われて、実際見たら本当にとってもとっても素敵で…!ピンパーネル団の衣装も動物柄でとっても素敵でした。ミュージカル版では「錦鯉」って言われてたやつですよね。こちらは派手なヒョウとかシマウマとかキリンとかの柄で「サイコ~~~好き~~~~」って脳からドバドバ出ました。

 

群舞というのか、その方たちも動きが本当に素敵だし、「あっ、あの方どういう人なんだろう…」って気になる方もいて。。。。目が足りない~~!!!て思いました。オペラグラスだと群舞というか、その方たちをゆっくり見られなくて(常に動かし続けるから)、今度はちゃんと良い席に座って見るぞ!!!と固く誓う。

宝塚版のスカピン、とっても好きになったので、ミュージカル版のスカーレット・ピンパーネルはブロードウェイ版で、宝塚版とはまた違うようですけど、ミュージカル版も早く見たいな!と非常に楽しみになりました。

宝塚の他の作品も見たい…けどまずはスカーレット・ピンパーネルかな~~。チャンスがあればもう1回は見たいです。

 

Dステ20th「柔道少年」を見に行きましたという話

見た日:2月13日 ソワレ

見たきっかけ:去年のペダステ箱学新世代を見に行ったとき?にチラシを見た…気が…。とにかくどこかでチラシを見て、「面白そう!」と思ったので。原作は知らないけれど、韓国の映画とかミュージカル(あなたの初恋さがします、とか)は割と好きなのでこれも面白そうだな~と思った。特に推しとか応援してる~!っていうキャストはいませんでしたが、ちょうどそのときメサイアを借りて宮崎秋人くんの馴染み度がすごくいいな~とか、三津谷亮さんはお名前を前からいろんなところで拝見していたので見てみたい…と思っていました。場所がスズナリっていうのも「え、意外!」と思いました。

劇場について:スズナリは初めて行きました。下北沢自体に全然慣れてないので道に迷いかけた。入り口最初不安。階段か~!階段上る。座席は入ったら二度と出られなくなりそうな感じだった。パイプ椅子だけどしっかりした座布団配ってる~!!!やった~!と喜んでたけどこれは新宿FACEのガチパイプ椅子になれきってたからですね。ベンチシートは本当に目の前だな・・と思った。私はだいたい真ん中あたりで見てました。段差がちゃんとついてるので前の人の頭が遮らない!

入った瞬間、周りの人がD-BOYSまたはD2のメンバーの会話をしていて、名前を知っている方が数人…実際皆さんがどういうキャラなのか知らない…っていうのは自分だけなのだろうか…という気分に。かといって特に孤独感に陥ることはなかったです。

舞台は畳が敷かれていて、筆で書かれた「柔道少年」など3つの標語?もあってまさに道場のよう。距離が近いとかそういう問題じゃない。目の前。こんな空間で面白い劇が見られるの最高だ~~~自分の推しがいらっしゃる方だったらなおのこと最高だろうな……って思った。

座席は結構作ってたけどもしかしたら通路をつぶしていたのかもしれない。当日券だと割とぎちぎちだった可能性高い。立ち見無い分丸い椅子?に座らせていたような。

内容や各キャストについて(※以下はネタバレ含みます)
・全くネタバレとか見ないで行ったんですけど、役名と俳優の名前が一緒のタイプで、おお!となった。私はこういう劇を見るのは初めてだけど、最初だけわあ!と驚いてあとは普通に役名として捉えてみていた。各メンバーの個性とかキャラを知っているとまた感じ方が違うと思う
津軽弁を聴くのは初めてだけど、方言を使う舞台にありがちな不自然さが無くてびっくりした。いかにも感がない…!
・柔道で技もかけるし逃げるときのへっぴり腰具合とか本当にリアルで「もっとやらんけ~~~!」て叫びたくなった。実家で柔道見るときとか声かけるので……危ない。これ劇ですよ、という。
・モブ選手がD-BOYS・D2メンバーの名前だし、何人かは声の出演あったし、試合シーンだとわざわざ名札やカツラまで用意してあるという手の込み具合なんですけど、いかんせん自分が詳しくないがために「あっ…」て思うだけでちゃんと笑えなくて悔しかった~~!自分が唯一分かったのは埼玉銀河高校の根岸くんだけでした。これそれぞれのメンバーちゃんと知ってたら絶対もっと面白いやつだよな、と思ったけど、沼とは言わなくてもまあこう、これが釣り堀…?入り口……?って思ったので気をつけます。

各キャラクターについて
・やる気を失っている元神童「ミヤザキシュウト」の「俺はミヤザキシュウトぞ!」という叫びが何回も出てくるんですが、調子の良さからプライドの高さ、根底にある自己嫌悪が見え隠れしていい。周りの期待が重い、俺はそこまでじゃない、いや俺はミヤザキシュウトだやらねばならんのだ、という意志とプライドと弱さ……。ミヤザキシュウトに奇跡は起きないけれど、希望が見えるのは救い。
・転校生の「ミツヤ・ミッチェル・リョウ」。何があっても「あなたにこうなってほしい!」って言えるまっすぐな光……。ミッチェルは自分からも周りからも絶対逃げないからまぶしくてな~~~。でも優等生優等生しすぎてない愛嬌あって好きになるしかない…ミッチェル…
・ミヤザキシュウトを慕う後輩・イケオカリョウスケ。何があっても先輩を立てるし守るしいい後輩だよ君は……。抱いている夢があまりにささやかで泣ける。好きなものを臆せず好きと言える人間は強いなあ。
・ハンサムボクシングボーイ・アライアツシ。え~~かっこいい~~ハンサム~~~って思ってたら好きな女の子の前ではぎこちない~~~変にかっこつけてしまう~~っていうこう、韓国映画に出てくるイケメン当て馬役(ひどい)ドンピシャで最高、って思いました。ちなみに当て馬ではないです。こういう人がよく韓国映画とかドラマに出てくる。めちゃめちゃいい人なのに…ってやつ……。かっこいいのにかっこわるい役っておいしいですよね…
・劇中ヒロイン・サクライミナミちゃん。ミナミ~~~~!!!って私も言いたい!!!!!はきはきしてるし、ぶりっこしてなくてかわいい!!!爽やかはきはき、言いたいことをしっかり言える強さのある子大好きです……え~~んお兄ちゃんと幸せになってくれ~~~~~もしかしたら1番好きかもしれない……
・青森体育高校・コバヤシ先生。ミヤザキシュウトに期待をかけるし、ガンと叱れる良い先生。こういう先生に教わりたかった……。しみじみと「お前には負け方を教えないといけなかった…」と語るところは涙無しに見られない。


2月は色々舞台を見て、どれも良い作品ばかりだったんですけど、この中でも柔道少年は考察せずに、素直に見てすっきり楽しめました。この演目はまた見たい。定期的にやってほしいな~~他のキャストでも見てみたいです。

 

あと帰宅してから(「なんかもっと見たい~~!三津谷さんとか池岡さんとか!」って思って元々TRUMP見たいなと思って入っていた)D-BOYSチャンネルでTRUMP(TRUTH)後半とREVERSE一気見してしまいました。LILIUMも見かけて流石に寝よう…ってなりましたけど。

欅坂46「二人セゾン」がすごく染みるという話


欅坂46 『二人セゾン』

 

時々ラジオやお店などで流れているのを聴いて、「この歌誰の歌なんだろうな…」と思っていたら、Google Play Music欅坂46の歌ということを知った。(話はそれますがGoogle Play Musicだと乃木坂とか欅坂の曲が聴き放題)

ランキングにも入ってるし、聴いてみるか…と軽い気持ちで聴いたら、儚い感じのファルセットが耳に気持ちいいし、歌詞がとても良い。

アイドルには全然詳しくないけど、AKBグループの歌には「好きになった対象と自分の距離」「好きになった対象に出会えた感謝」(自分があまり『推し』という単語を使うことに拒否…ではないけど微妙に違和感があるので回りくどい言い方になってしまった)ということに対してとてもとてもすばらしい歌が多いな…と思う。普通に恋愛ソングとして聴いてもいいんだけど、「あなた(この作品)に出会えて人生変わった!」という喜び、賛美を表す歌として、ぐっとくるな、と思うことがよくある。

たぶんそういう歌として有名なんじゃないかな、と思うのはAKB48の「ヘビーローテーション」だろうか。

 


【MV full】 ヘビーローテーション / AKB48 [公式]

 

これは「本当に君が好き!出会えて良かった!ありがとう!!!!!」ってアッパーになる感じ。これはこれで元気になるし好き。

 

そんな中出会った欅坂46の「二人セゾン」。

自分だけで過ごした期間や、好きになった対象と出会った瞬間、応援する期間をそれぞれ「セゾン」として考えているんですけど、それを季節としてとらえるこの歌詞が好きだな…と思うし、自分だけの世界に閉じこもりがちな自分にとっては歌詞の中に出てくる「僕」に思いっきり自己投影できてしまう。

美しいメロディーと歌声と歌詞のコンビネーションにしみじみ来てしまったし、自分が最近応援するものができたり、舞台に行くようになったりしたので本当に心に染みた。

 

あと、映像。恥ずかしながら今日初めてしっかり見ました。

東洋経済ビジネスの「乃木坂46、女性アイドルの頂点に立った必然」を最近読んだのもあって(記事の内容については特に思うことない…というか頂点ってなんだ?と思った。乃木坂46の戦略などを知らなかった自分にとっては「ふ~んこういう風に作られたのか、コンセプトの違いはこうなってるのか」という感じ)「文化系」というのも気になってPV見たら、本当に泣きそうになった。

バレエを意識した振りと、彼女たちの美しさが相まって、「あ~これはPVも見ないといけないやつ」と感じる。こういうお金のかけ方は好きだ。