オペラグラスには重すぎる

見た舞台の感想とか、日常とかについて書ければ

2017年後半に見た作品についてゆるっと感想&振り返り

下半期に観劇したものや足を運んだものについてさくっと書きました。

完全に自分の好みで☆をつけてます。
全てを褒めているわけではないのでご容赦ください。

※また、手元に今チケットファイルがないので行った日とかはまた別途。


7月

CLIE Summer Festival 『Club SLAZY』 Song Collection Screen LIVE Ⅱ 
☆☆☆

公演のショータイム&2016年Special Liveの映像からの編集された映像を見るだけですが、普段の公演ではできないペンライトを振るとか、Lazyたちの名前を叫ぶとかできるのがミソです。去年よりシーンのつなぎ目がきれいになっていて、ストレスが減りました。

トークショーもチケット取ってたけど、仕事で行けず。ようやくドラマの詳細出てキャーキャー騒いでました。今月1でSLAZYが見られる世界にいるのが嬉しい。

最近ドラマのイベントが直前で開催されなくなったり、物販の手配が遅くなったりで不安ですが、Like Aの方に完全移行するのかな…寂しいですね。

話がそれた。

 

ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学vs立海 ☆☆☆

初めてテニミュに行きました!事前に原作を一気読みしていったので話の行き先は知っているのですが……試合シーンはらはらしました。また、「イリュージョン」のシーン、キャストのお二人が背格好が似ていたせいか、「ええっ!」って驚きました……漫画のモブキャラの反応を……。隣の席に子ども2人?くらい連れた方がいらしていたのですが、子どもさんはすごくおとなしく、きょ、教育されてる~!って思いました。しっかりしているなあ。長いよね。

事前にテニミュ好きの方から「思わず笑っちゃうシーンがあるかと……」って言われたのですが、笑うより先に度肝を抜かれました。えっ?磔……?その体勢でどうしてそんなに声出るの!?

 

舞台 「黒子のバスケ」 OVER-DRIVE ☆☆☆
これはライビュで見ました。知人のチケ取り協力したら良席が取れたため、知人のおごり(??)です。黒バスは原作を以前全部読んだ程度で特に推しキャラはいなかったのですが……青峰くんと黄瀬くんの戦いがすごく好きになりました。あと太田基裕さん演ずる花宮真、同情や泣きを「誘わない」最高に色気のあるヒールでした。

 

8月
ピースピット 2017年公演 「グランギニョル」 ☆☆☆☆と半分

これは本当に自分が悪いんですが、もっと見たかった。チケ取りなんでもっとがんばらなかったのか、悔しい気持ちが先に立ってしまって未だに冷静になれません。
あと、スタオベについてもちょっと考えてしまった。
作品は……いろんな性癖大爆発でしたね……。

 

少年社中「モマの火星探検記」 ☆☆☆
松田岳さんのダンスと輝馬さんのキャプテンに目を奪われました……。あとモマね……好きになれる主人公ではないかも……って思ってたけど最後めちゃくちゃ好きになってた……。ユーリはとってもキュート!ただ、ユーリのお母さんが改心するところが個人的には唐突感あって……いやあれだけ陰湿な嫌がらせやら娘に対してどうしよもないことぶつけておきながらそんなコロっと改心する……?と感じてしまった。

 

9月
舞台「マスカレード・ミラージュ」 ☆☆☆
ご縁があって行かせていただくことに。太田さん、生きている人間のはずなのに「機械人形」の「少年」というのが見事にハマっていてびっくりしました。脳が混乱した。染谷さんは「探偵役の貴族」っていうそれ…8月にも見たような…?って思ってしまってさらに混乱してしまった。1部と2部の間に休憩なく突然レビューだったので驚いた。衣装は……

 

10月

シンガポール旅行と仕事で観劇できてない月。

ドラマSLAZYの放映が心の支えでした。

386感謝祭、楽しかったです~!

ここから夜勤が多くなり、体力や精神を試される日が増えてきます。

 

11月

泪橋ディンドンバンド2 ☆☆と半分

去年あれで終わりじゃなかったんか~~い!!村田君が去年は「こんな広い劇場初めてです……」って言っていたのに、今年はたくさん現場を踏んだためか、堂々としていておばちゃん心がくすぐられました。成長。応援している俳優さんはドドド多忙のなかどうするんだ?と思ってたのですが、えっ出番短いと思ったら割と出る…ね…?となりました。事務所不信が強まってしまった……

お話はまとまっていて、笑いと涙の人情物。だけど、めっちゃ事務所の人間関係を反映させているので、内輪ネタはないものの、全く知らない人に薦められるかどうかと思うと悩む。

 

ミュージカル スカーレット・ピンパーネル ☆☆☆☆☆☆☆☆

11月~12月にかけて見に行きました。足を運ぶ度に楽しめる作品でした。なんで円盤出ないんだろう……せめてCDが欲しい!演出が変わったということですが、去年見てないから分からず。悔しい。私が特に好きな歌は「マダム・ギロチン」「疑いのダンス」、「隼のように」、「炎の中へ」……って全部では?ショーヴラン様大人気でしたが私も例に漏れず大好きです。応援している俳優さんは衣装がも~~~~~~めちゃくちゃ映えているし(なんでブロマイドあと20種類くらい出さなかった???)、デュハーストの歌声に重なる声を聞いたときにぞくぞくしました。パンを使った殺陣やピンパーネル団の中でかわいがられているところとか全部良かったです。今回ずっと固定カメラしていました……。

ピンパーネル団には支配人代理でお世話になっている(???)藤田さんもいらっしゃり、ステッキをくるくる回すところは流石……!!って思ってしまいました。あと、エルトン役の多和田さんは今回初めて観たのですが、お顔がちっちゃくてスタイルが良く、ダンスがうまく、コミカルな演技も素敵でした。文ステも見に行きたいな~と思いましたが予定が合わず断念。

11月も386感謝祭に参加しました。音楽クイズ、毎回ミックスされる音源が「どこで見つけてきたの??!?!?」みたいな曲で面白いです。

 

12月

モーニング娘。17' 工藤遥卒業スペシャ

ことし仲良くさせていただいたカップルのお二人から娘。(というかハロプロ)の布教を受け、「行きたいです~!」と行っていたら……なんとチケットを取っていただけました……。北東ブロックというステージ裏の席だったのですが、メンバーがふりむいてファンサをくれたりして特別感のある席でした。これはどこかでまとめたい……

 

舞台刀剣乱舞 外伝 此の夜らの小田原 ☆☆☆

これは配信で見ました。当日はスカピン見ていたので、ディレイで見よ~!って思っていたら購入期限過ぎて見られなかったというアホなことを……。早川君のダンスが見たかったなあ!?!っと思っていたら最初の舞でやられました。ありがとうございます。早川一矢くんは去年SLAZYの推しNJだったので、グランギニョル→刀ステで見られて嬉しかったです。お話も面白かったけど、雨降ってるし寒いし、改めて演者も当日小田原に行った方もお疲れ様ですという気持ちのほうが先に立った。

 

舞台刀剣乱舞 ジョ伝 三つら星刀語り ☆☆☆☆☆☆☆☆☆

いや~~~~~~~~~今年最後(じゃないけれど)にこんな良い作品に出会えるなんて~~~!!!推し刀の物語をこんな最高の脚本で見られるって恵まれすぎて死ぬ……。語彙が死んでます。東京初日のマチネを劇場で、あと大千秋楽をライビュで見ました。劇場は1日しか行けなかったけど、4列目のセンター上手よりっていうめちゃ見やすい席だったので悔いなしです。…いやもっと公演期間延ばして!?っていうのはあるけど

初日マチネ、ギリギリまで構成もタイトルも何もかもが謎に包まれていて、何もわからないまま見ることができて良かった。また、過去作を見返す楽しみができて良かったです。夏の義伝・グランギニョルから冬のジョ伝まで、末満さんの作品世界にガンガン揺さぶられる幸せを感じています……。

いろんな方の考察や感想見てると自分は書かなくていいかな?って思ってしまうのだけど、これもまたまとめたいなあ。

刀ミュと刀ステの話もしたい~!トライアル公演に行ったのがきっかけで、「2.5ってすごい……!」とその世界を知ることができたので。今の自分にとって比重は刀ステのほうが大きいのですが、刀ミュは自分の世界を開いてくれた作品なので思い入れがあるのです。ミュ本丸の清光がいなかったら、私は見もしないで「2.5ってちょっと……」って言ってただろうし、今こうやっていろんな作品を見に行きもしないし、応援している俳優さんと出会うこともなく、暗い人生を送っていたんだろうな、と思うとぞっとします。

わ~~長くなってしまった。

いつも「見に行きたい」「まとめたい」の「~~たい」続きだけど、もう明日(というか数時間後)に控えている来年は、「~~たい」を削っていこうと思っています。

「~~と思っています」もいい加減取りたいけどね。ブログでは頭を使わずに文章を書きたく……(使え)校正もしてないし。まあここはまた考えましょう!(先送りだ!)

 

 

素敵な作品に出会えて良い1年でした。来年はもっといろんな作品を見て、自分の人生ももっと前向きにしていく所存です。

 

さて、これからるひまカウントダウンに行ってきます!初るひまがカウントダウンです……!楽しみだなあ。

 

2017年上半期に観た作品についてゆるっと感想 

上半期に観劇したもの、、、と書きつつもうとっくの昔に過ぎていますが。

とりあえず☆5つを最高にして、自分の好みのもとに適当に感想を書きます。

全てを褒めているわけではないのでご容赦ください。

 

エン*ゲキ「スター☆ピープルズ!!」 1/11 18:00~ ☆☆☆☆

新年早々見に行って良かった。超能力使ったSFモノ?と思ったら笑いとミステリーと、最後の大団円と、調和が取れてて良かった。吉田仁美さんかわいらしい。井澤君は年末CSLから11日ぶりだったけど全然キャラ違ってたなかわいい。

 

「ALTAR BOYZ 2017」Goldのみ 1/22(イベント)、2/3、2/5 ☆☆☆

アルター、未だに飲み込めない感情があって…。作品自体は好きなんですけど、自分がアルターガールズの熱狂の波に乗れないもどかしさがありました。玉野さん演出が自分には合わなかったところと、内輪ノリに近いもの(今回は特にLegacyチームが今後でないということだったので)が合わなかったのかな…と…。別の方が演出されたのが見たいんですけど、海外チームでない限り無理かな???

大山さん法月さんはCSLでも知っていて、常川くんは去年の恋ブロで歌とダンスを見ていて、石川くんを今回初めてみました。まだ高校生!!なのにダンスも演技も歌もキレキレで最高。今後の活躍が楽しみ~~~~~!!!

 

少年社中「アマテラス」 2/6 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

今のところこの作品以上に感情を揺さぶられて泣いた作品は無いのだけど、当時ちゃんと記録を付けておかなかったせいで、どこに感動したかちゃんと書けない自分のポンコツさが憎い。早くDVD買わないといけない。去年「三人どころじゃない吉三」をみて、「少年社中さん気になるな~」と思って今回取ったけど、これで「今年は毛利さん作品を意識的に見よう」と思った。キュウレンジャーもこれで楽しみに。

 

Dステ20th 「柔道少年」 2/13 ☆☆☆☆

感想は詳しくここに書いています。

 

メサイア ー暁の刻―」 2/14 ☆

俳優さんの演技はめちゃくちゃ良かったんですけど、とにかく自分が「共依存」という関係性に対して非常に嫌悪感を持っているので、自分との相性が最悪だったというやつです……。あとあまりにもサクラ内部に敵の内通者多すぎなので、本当に身辺調査をしているのか疑問になりました。

 

「舞台弱虫ペダル 新インターハイ篇 ~スタートライン~」 3/4、3/10、3/12 ☆☆

ガラッと新メンバーが入ったペダステ。応援してる俳優さんが出たので行きました。熱いシーンは大好きなんですけど、途中で入るギャグが多いし長いし、「なんでそこに笑いを入れる!!?!?!?!?!?!?」ていうポイントがとにかくシャ…さんと合わないと分かりました。「自分の好きな俳優さんが出てる」という喜びと「シャ…さんとギャグセンス合わねえ」っていう苦しみを天秤にかけて厳しい気持ちに。

 

ミュージカル「刀剣乱舞」 三百年の子守歌 3/15 ☆☆と半分

話自体が正直「????」だった。太田さんの美しさと歌のうまさ、生きて動くにっかり青江が見られてよかったという気持ちだけだな…。前回の幕末天狼傳がめちゃくちゃ良かったから期待していたんだけど、期待はずれだった……。あと1回入ったけど、電子チケットだった上に携帯変えたのでいつか忘れた。こういうときに電子の厳しさを感じますね。

 

ドラえもんのび太とアニマル惑星」 3/27 ☆☆☆☆

これはもっと皆見るべき……!!!てなりました。最初は「子供向けかな?」って思っていたけどそんなことはなかった。俳優さん達がみんな実力があり、かつ装置とかもお金はこうやって適切に使われるべきですよねって感じで使われていて、適切~~!!てなりました。2.5みていると「なんでそこに金をかけた/かけなかった??」があってつらいときあるけど、この作品はマジで適切かつリッチ。私はいったい何を見に行っているのか

 

ミュージカル「テニスの王子様」TEAM Live HYOTEI 4/14 ☆☆☆

知人の付き添いで。テニミュみたこと無いのに行って大丈夫??って思ったけど楽しかったです。テニミュのホスピタリティ高~~~!ってなりました。これが歴史の積み重ね

 

舞台「里見八犬伝」 4/19 ☆☆と半分

事前に聞いていた評価よりかは楽しめた、でも「主人公がなぜそこまで認められるのか」「突然悟って、死を受け入れる犬士たち」が色々唐突だったり、描写不足だったりで、心の底から楽し~~!!!みんな見てみて!!!って薦めるのは厳しいな…って思いました。出演者のファンなら行った方がいいと思う。時代物に出ることってあまりないし。

 

イケメン戦国 THE STAGE 真田幸村編 4/20 ☆

正直に言って穴埋めで知人に誘われました。話は微妙。テンポが悪いのかな。というか選択肢ありきなのは分かってるけど、どうしてそっちを選んだのか未だによくわからん。殺陣はすごかった。続編きてびっくりした。

 

ミュージカル「薄桜鬼」原田左之助篇 4/26 ☆☆☆と半分

事前にdアニメストアで過去作見てたけどいまいち作品に合わず、おそるおそる行ったけど楽しかったです。個人的にずっと「いや『お前を守る』って言ってるけど千鶴基本切っても死なないんだし逆じゃね????」って思ってたら今回作中で解消されました。そうだよね。そして尚「俺が守る!!!!」って事に固執する左之助、これまでの作品だと「原田左之助(ランサー)」って感じだったのが「原田左之助バーサーカー)」か???って思いました(突然のFate)。これまでもそうだったのかもだけど、今回は「人間として生きる」「千鶴を守る」って事に固執する原田と、「侍として生きる」「力を手に入れて(千鶴のみならず、これまでついてきてくれた)人を守る」ことにこだわる変若水を飲んだ隊士たちの対比がすごくよかったと感じました。人として生きることにこだわるあまり、千鶴をもびびらせる原田、個人的にはどっちが「人間」なんだろう、って思う。力を得てもっと強くなりたい、って願ってある意味愚かな道へ進んでしまうのが人間ってものじゃないのか、と、変若水を飲んだ山南さんをみて思いました。山南さん篇ありませんか?

 

宝塚歌劇星組公演 ミュージカル「SCARLET PIMPERNEL」5/11 ☆☆☆☆☆

詳しい感想はここに。

 

ミュージカル「レ・ミゼラブル」 5/31 ☆☆☆と半分

思っていたよりさくさく話が進んでびっくりしました!それでも長丁場なんですけど。内藤マリウスと生田コゼットが見たくてとったところ、相葉さんアンジョで、個人的には見たいな~と思っていた組み合わせだったので良かったです。

 

舞台「刀剣乱舞」義伝 暁の独眼竜 6/7 ☆☆☆

見に行った日は正直「本当に面白くなかったな……」って思ってたんですが、後日ライビュで大泣きして訳が分からなかった作品。「どうしてこのキャラがこう言うことを話すんだろ?」ってことを見に行った日は飲み込めなかったんですけど、家に帰ってゲームの台詞を改めて読み直したり、「この本丸と自分の本丸、二次創作にありがちな設定は違うし思い込みを捨てて改めて見てみよう」って思って望んだら180度変わりました。とはいえ、手放しに褒められるかというと微妙。以前より刀剣男士たちの衣装がチープになっているところがあり、正直がっかり。ネタのところにお金をかけるんじゃなくて、衣装にお金をかけて欲しい。政宗公の衣装はよかったけど、刀剣男士のほうも頼む。

 

こうして書くとあまり褒めてないな!?!?!?!?

 

自分が観劇の際に求めるのが「応援している俳優が居る」ってことより「おもしろさ」の方が上なんだな~~~~!っていうのがよくわかりました。なので、あまり『周りが見に行ってるから』とかそういうのを考えずに、自分が面白そうって思ったやつを見に行こうって思いました……。うん。

 

 

初めて宝塚歌劇を見に行った話

公式サイト:

kageki.hankyu.co.jp

 

見た日:5月11日 ソワレ

見たきっかけ:ことしの秋に上演されるミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」に応援している俳優さんが出ることになったので、「うおおお…話とか知りたい…」って思っていたのと、前々から宝塚に興味があって行ってみたかったのと、最近知り合いになったヅカオタの方に「スカピンはいいですよ」と言われたので。

この日にしたのは、「チケットもう取れないな~譲渡じゃなくてほとんど交換だ…。まあ当日券を狙うか…始発…」と思っていたところ、たまたま仕事が早上がりだったのでふらっと劇場寄ってみたら「立ち見ならありますよ」ということだったので即購入しました。立ち見、1500円。いや~~この金額で見られていいのか!?と思うと同時に、「おお…豊穣な文化…」って思いました。すごい。宝塚すごい。こういうド初心者でも気軽に買える手段があるのはありがたいです。歌舞伎の幕見も学生時代取ってたんですけど、「敷居高いなあ」と思っていたところに気軽に取れる→次はちゃんと良い席で見るぞ!ということになるので、とてもいいなあと思ったのでした。(まんまと「宝塚友の会」の入会届を見ている私)

 

※一瞬ここで余談なんですけど、2.5次元舞台、なんかもう搾取に搾取を重ねるというか(ヅカオタの方に「宝塚チケット高いんですよ、1万越えるし」って言われたとき「いや、2.5次元それくらいザラです」って答えてしまった)、チケット代もだし、最近のトレーディンググッズ乱立見てると「オタクの情熱と財布を極限まで絞りつくすと、『その場のお金儲け』はできても、文化としては育たないよな…」って思ってしまうのでした。


宝塚行って余計に感じたのだけど、弾力性のある客の育て方ができるかできないか(どのジャンルでも、強烈なオタクは何も言わずともガンガンお金を落とすので)というのが続く文化だなあ、と。初心者とか、学生とか、財布に限りがある層や、尻込みしがちな層をある程度の時期をかけて『お金を落とす客』に育てあげるというのが大事なんじゃないかなあ。客のロングテール化。最近テニミュ文化にも少し触れて、「あ~ちゃんと、客を育てるということができる豊穣さがある」って感じました。余談終わり

 

劇場について:入って感激!!ふかふかのレッドカーペットにシャンデリアにピアノに…ってめちゃくちゃテンション上がりますね。エスカレーターある~!中に売店というか、食べるものとかパンフレットとか売っているちいさなお店がある!とか、マジで全然知らないまま突っ込んだので反省しました。ワインとかも飲めるようですね。今度はちゃんと調べてから行こう…。立ち見だったのでB席の後ろ、最後列だったのですが、手すりあるし、ちゃんと番号振ってあるし、安心して見られました。私は腰痛持ちなので腰痛ベルトと、ぺたんこ靴、そして自分のオペラグラスを首から提げて準備。周りを見ると結構床に座っている方も多いので、トイレ行った後は床に座って待っていました。結構傾斜きつい座席なのかなあ。

この日は団体の学生さんがいたためか、劇場内ではスタッフさんがパネルを持って観劇マナーをお伝えしていました。観劇マナー、大事。本当に大事です(最近マナーで話題の某舞台にも行ったので…)


緞帳に浮かぶ"Scarlet Pimpernel"の時点で一気に楽しみに。

 

内容やキャストについて:
本当にその日バタバタで行ったので、予習きちんとできてなかったんですけど、お話が本当に明るく楽しくて、とっても楽しめました。(一応「フランス革命後の混乱の中、主人公・パーシーとピンパーネル団が、貴族たちを助ける話」というのだけは頭に入れていた)

・パーシーと妻・マルグリット、そしてピンパーネル団を逮捕せんとするショーヴランの関係
・「パーシーの正体…いつバレるの!?」と「無事に貴族やルイ・シャルルを助けられるの!?」というハラハラドキドキ

大団円が約束されている作品というのを最近見ていないので、安心しましたし、上の2点が絡み合って、「いったいどうなるの~!?」と素直に見られました。前向きで、明るいんですよね。かといって、ドラマ性がないわけじゃないし。人気演目なのも納得でした。

 

キャストは自分が気になった人だけですみません、、、全員書きたいのだけど、、、

 

紅ゆずるさん(パーシー)
紅さん、パーシーの色男・伊達男感と、周りを欺く時のおばかっぷり、そしてピンパーネル団を率い、フランス政府の恐怖政治に立ち向かう時の真剣さとのギャップがすごくてほれぼれしました。かっこいい!!!お笑いがキャラ崩壊にならず、時事ネタ?日替わり?が演技を壊さず、でもちゃんと笑いを取れるのってすごいですよね…。2.5だとなんかそこがお笑いが目当てじゃないけれど、そこを売りにしちゃうのも多い中、日替わり要素を入れながらも、ちゃんと次につながる大事な要素にしているのがすごいというか…。
そしてピンパーネル団を率いて向かう姿のりりしさは見ていて「私も仲間に入れてください!」っていいたくなるかっこよさでした。

 

綺咲愛里さん(マルグリット)
明るく美しいコメディ・フランセーズのトップ女優の姿と、矜恃と信念を持っているひとりの女性の強さが素敵でした。パーシーと結婚したときの喜びや、夫を信じられない悲しさと戸惑いとか、ずっと見ちゃう。見てしまう。もっと見たい。

 

礼真琴さん(ショーヴラン)
何…この人…歌うまっ…!!!!!!歌めちゃくちゃうまい~~~!!!と1幕中にもう気になって気になって、休憩に入った瞬間即調べました。歌がうまい、、、。声量も響きも表現力もめちゃくちゃすごくないですか??!?!?!(何目線だ)
マルグリットに迫る姿とか、パーシーに名前いじられるところとか、ショーヴランの不器用さがめちゃくちゃ好きでした。こういうキャラに弱いというのもあります。ショーヴランもどうか幸せになってほしいけどどうなるんだ…

 

星蘭ひとみさん(ルイ・シャルル)
登場した瞬間に「かわいい~~!」って思いました。けなげな少年、、、そしてパーシーになついている姿がかわいい、、、。歌声もSUKIです。まだデビューしたて(書き方がおかしいかも。。。)?なんでしょうか、いや本当にかわいらしかったです。


その他:
最近知り合ったヅカオタの方に、「宝塚の衣装は本当に華やか」って言われて、実際見たら本当にとってもとっても素敵で…!ピンパーネル団の衣装も動物柄でとっても素敵でした。ミュージカル版では「錦鯉」って言われてたやつですよね。こちらは派手なヒョウとかシマウマとかキリンとかの柄で「サイコ~~~好き~~~~」って脳からドバドバ出ました。

 

群舞というのか、その方たちも動きが本当に素敵だし、「あっ、あの方どういう人なんだろう…」って気になる方もいて。。。。目が足りない~~!!!て思いました。オペラグラスだと群舞というか、その方たちをゆっくり見られなくて(常に動かし続けるから)、今度はちゃんと良い席に座って見るぞ!!!と固く誓う。

宝塚版のスカピン、とっても好きになったので、ミュージカル版のスカーレット・ピンパーネルはブロードウェイ版で、宝塚版とはまた違うようですけど、ミュージカル版も早く見たいな!と非常に楽しみになりました。

宝塚の他の作品も見たい…けどまずはスカーレット・ピンパーネルかな~~。チャンスがあればもう1回は見たいです。

 

Dステ20th「柔道少年」を見に行きましたという話

見た日:2月13日 ソワレ

見たきっかけ:去年のペダステ箱学新世代を見に行ったとき?にチラシを見た…気が…。とにかくどこかでチラシを見て、「面白そう!」と思ったので。原作は知らないけれど、韓国の映画とかミュージカル(あなたの初恋さがします、とか)は割と好きなのでこれも面白そうだな~と思った。特に推しとか応援してる~!っていうキャストはいませんでしたが、ちょうどそのときメサイアを借りて宮崎秋人くんの馴染み度がすごくいいな~とか、三津谷亮さんはお名前を前からいろんなところで拝見していたので見てみたい…と思っていました。場所がスズナリっていうのも「え、意外!」と思いました。

劇場について:スズナリは初めて行きました。下北沢自体に全然慣れてないので道に迷いかけた。入り口最初不安。階段か~!階段上る。座席は入ったら二度と出られなくなりそうな感じだった。パイプ椅子だけどしっかりした座布団配ってる~!!!やった~!と喜んでたけどこれは新宿FACEのガチパイプ椅子になれきってたからですね。ベンチシートは本当に目の前だな・・と思った。私はだいたい真ん中あたりで見てました。段差がちゃんとついてるので前の人の頭が遮らない!

入った瞬間、周りの人がD-BOYSまたはD2のメンバーの会話をしていて、名前を知っている方が数人…実際皆さんがどういうキャラなのか知らない…っていうのは自分だけなのだろうか…という気分に。かといって特に孤独感に陥ることはなかったです。

舞台は畳が敷かれていて、筆で書かれた「柔道少年」など3つの標語?もあってまさに道場のよう。距離が近いとかそういう問題じゃない。目の前。こんな空間で面白い劇が見られるの最高だ~~~自分の推しがいらっしゃる方だったらなおのこと最高だろうな……って思った。

座席は結構作ってたけどもしかしたら通路をつぶしていたのかもしれない。当日券だと割とぎちぎちだった可能性高い。立ち見無い分丸い椅子?に座らせていたような。

内容や各キャストについて(※以下はネタバレ含みます)
・全くネタバレとか見ないで行ったんですけど、役名と俳優の名前が一緒のタイプで、おお!となった。私はこういう劇を見るのは初めてだけど、最初だけわあ!と驚いてあとは普通に役名として捉えてみていた。各メンバーの個性とかキャラを知っているとまた感じ方が違うと思う
津軽弁を聴くのは初めてだけど、方言を使う舞台にありがちな不自然さが無くてびっくりした。いかにも感がない…!
・柔道で技もかけるし逃げるときのへっぴり腰具合とか本当にリアルで「もっとやらんけ~~~!」て叫びたくなった。実家で柔道見るときとか声かけるので……危ない。これ劇ですよ、という。
・モブ選手がD-BOYS・D2メンバーの名前だし、何人かは声の出演あったし、試合シーンだとわざわざ名札やカツラまで用意してあるという手の込み具合なんですけど、いかんせん自分が詳しくないがために「あっ…」て思うだけでちゃんと笑えなくて悔しかった~~!自分が唯一分かったのは埼玉銀河高校の根岸くんだけでした。これそれぞれのメンバーちゃんと知ってたら絶対もっと面白いやつだよな、と思ったけど、沼とは言わなくてもまあこう、これが釣り堀…?入り口……?って思ったので気をつけます。

各キャラクターについて
・やる気を失っている元神童「ミヤザキシュウト」の「俺はミヤザキシュウトぞ!」という叫びが何回も出てくるんですが、調子の良さからプライドの高さ、根底にある自己嫌悪が見え隠れしていい。周りの期待が重い、俺はそこまでじゃない、いや俺はミヤザキシュウトだやらねばならんのだ、という意志とプライドと弱さ……。ミヤザキシュウトに奇跡は起きないけれど、希望が見えるのは救い。
・転校生の「ミツヤ・ミッチェル・リョウ」。何があっても「あなたにこうなってほしい!」って言えるまっすぐな光……。ミッチェルは自分からも周りからも絶対逃げないからまぶしくてな~~~。でも優等生優等生しすぎてない愛嬌あって好きになるしかない…ミッチェル…
・ミヤザキシュウトを慕う後輩・イケオカリョウスケ。何があっても先輩を立てるし守るしいい後輩だよ君は……。抱いている夢があまりにささやかで泣ける。好きなものを臆せず好きと言える人間は強いなあ。
・ハンサムボクシングボーイ・アライアツシ。え~~かっこいい~~ハンサム~~~って思ってたら好きな女の子の前ではぎこちない~~~変にかっこつけてしまう~~っていうこう、韓国映画に出てくるイケメン当て馬役(ひどい)ドンピシャで最高、って思いました。ちなみに当て馬ではないです。こういう人がよく韓国映画とかドラマに出てくる。めちゃめちゃいい人なのに…ってやつ……。かっこいいのにかっこわるい役っておいしいですよね…
・劇中ヒロイン・サクライミナミちゃん。ミナミ~~~~!!!って私も言いたい!!!!!はきはきしてるし、ぶりっこしてなくてかわいい!!!爽やかはきはき、言いたいことをしっかり言える強さのある子大好きです……え~~んお兄ちゃんと幸せになってくれ~~~~~もしかしたら1番好きかもしれない……
・青森体育高校・コバヤシ先生。ミヤザキシュウトに期待をかけるし、ガンと叱れる良い先生。こういう先生に教わりたかった……。しみじみと「お前には負け方を教えないといけなかった…」と語るところは涙無しに見られない。


2月は色々舞台を見て、どれも良い作品ばかりだったんですけど、この中でも柔道少年は考察せずに、素直に見てすっきり楽しめました。この演目はまた見たい。定期的にやってほしいな~~他のキャストでも見てみたいです。

 

あと帰宅してから(「なんかもっと見たい~~!三津谷さんとか池岡さんとか!」って思って元々TRUMP見たいなと思って入っていた)D-BOYSチャンネルでTRUMP(TRUTH)後半とREVERSE一気見してしまいました。LILIUMも見かけて流石に寝よう…ってなりましたけど。